yo_greenloveの日記

ぼーーっと書いてます

「エピローグ。」

「悲しすぎる日」の後日談

アネキが入院した日から、
私は友達の家を泊まり歩いていました。

家はまだまだ焦げ臭く、
生活が出来る環境ではなかったんです。

みんなは、快く泊めてくれて、
晩ごはんまでご馳走してくれました。

ボヤ騒ぎから1週間後、
私は当時働いていたアルバイト先の
先輩の家にお世話になっていました。

先輩と、その彼氏さんに、
家で起こった事を話しました。

話しを聞き終えた時、
彼氏さんに

『お前は大丈夫なんか?』と聞かれました。

はっとしました。
家で起こった事は、
私の姉の事です。

血が繋がったアネキです。
彼氏さんの質問は、
言葉通り、お前は大丈夫なんか?
なんです。

そうか。
そんな風に思う人もいるんや。
つーか思って当然やん。
血繋がってるんやから。

その一言で、全てが変わりました。

私はもしかしたら、
いつかあんな風に
人に迷惑をかけてしまう
かもしれない。
誰かを傷つけるかもしれない。

そう思ったら、

『生きていてはいけない』

という考えがバーーーンっと
出てきました。

生きていてはいけない。
いつかきっと迷惑をかける。
その前に死なないといけない。
うん。絶対死なないといけない。

一瞬で、たぶん、
病気になったんでしょうね。
それくらい危うい
精神状態だったんだなと
今振り返るとそう思います。

その日から、どうやって死ぬかを
一生懸命考えました。

高いとこから飛び降りるのは
怖いし無理やし
車とか電車に飛び込むとかも
迷惑やし
どうせなら動物がいるとこで
死にたい
あっ!奈良公園が良い!
シカさんいっぱいいるし、
シカさんに囲まれて死にたい😊
いや迷惑だわ。
今思うとそうですが、
当時はそこで決定です。

決行の日は12月27日。

遺書も書きました。
ロープも買いました。
頑丈な黄色と黒のトラ模様です。

さぁ出発だ。

という所で、ふっと親友の顔が
よぎりました。

ずっと前にふざけて死について
話した時、
『止めへんから、
最後に必ず顔を見せてな』
と言ってた事をふいに
思い出したんです。

あぁそうか。
親友にだけは、顔見せなあかんな。
なんか言うとかじゃなくて、
普通にチラッと顔見せて、
挨拶だけして行こう。

そう思ってバイクを走らせました。
夜の9時過ぎです。

親友の家は真っ暗でした。
本気の真っ暗闇。

あれ!?いねーの!?
そのタイミングで思い出しました。

「年末年始は家族でグアム👍」

と嬉しそうに言ってた事を😱

うわーーー
どうしよう😱

顔見せんと決行したら、
絶対恨まれるよな。
おいおい死んでるから
そんなんわからんやろ。
と、今なら思いますが、
当時は親友に恨まれるのが嫌で、
帰ってくるのを待つことにしたんです。

命の恩人です。

もし親友に会えていたら、
今生きていないと思います。
親不孝すぎるやろ。
オカンに謝れ。

親友を待つうちに
正月が過ぎ、20歳の誕生日
(私は1月5日生まれです)
を迎えた頃に
なんと彼女が出来たんです😳

私はトランスジェンダーです。

以前から仲良くしていた
2歳下の可愛い彼女です。

あれ?死ぬとか言ってなかった?
ほんの1週間前に🤣

間違いなく、親友と彼女に
救われました。

その時思ったんです。
この先の未来に、
もしかしたら精神病に
なる事があるかもしれない。
誰かに迷惑をかけるかもしれない。

だからその時助けてもらえるように、
今、目の前の人たちを大切にしよう!って

損得しかないんかいっ🤣

でもそう思えたから、
今日まで生きてこれました。

47歳になった今、
私が鬱病になるか、ならないかは、
もうとっくにわかってます。

なるわけねー。

寝たら忘れるトリ頭が鬱病になれるわけねー
逆に失礼だわ。
鬱病に謝れ。

若いって、アホですね🤣

#やまない雨はない

 

 

「悲しすぎる日。」

「煙で死にかける。」の後日談
※全く笑えないので閲覧注意

煙で死にかけた日。
母と、姉と私の3人で、
私の部屋で一夜を過ごしました。

喉を衝くような焦げ臭い匂いが
部屋に残っているので、
真冬ですが、窓は全開のままです。

一睡も出来ませんでした。
アネキの様子が落ち着かず、
時には裸足で出て行ってしまう事すらあったため
ひたすら付き添う必要があったからです。

アネキは全く眠らずに、
彼氏との思い出話しを話してました。
その他にも本当に幅広く色んな話し。
断片的に語るので、
理解出来るものや出来ないものもあります。

ただただ喋っている。
そんな感じです。

丸2日が過ぎ、3日目に入りました。
アネキが眠る様子はありません。

私たちの疲労も目に見えたものになった頃、

オカンが家に忘れ物を
取りに行って欲しいと言ったので、
バイクでオカンの家に向かいました。

目当ての物を持って、
私は急いで階段を駆け上がりました。
オカンとアネキを2人っきりにすることが、
何か不安だったんです。

フルフェイスを取ることもせず、
大急ぎで家に戻りました。

ドアノブまであと3歩……

勢いよくドアが開いて、
オカンが転がるように出てきました。

同時に
「助けて殺されるーーー!!!」
と叫びました。

玄関を見ると、
包丁を振りかざした
アネキが立っていました。

「何してんねん!!!!!!!」

そう叫んだ瞬間、
アネキの手から包丁が落ちました。

私はアネキを突き飛ばし、
馬乗りになってグーで頬を殴りました。

「何しようとした!?
お前一体何しようとしたんや!?
オカン殺そうとしたんか!?
ふざけんなよ!!!」

泣けて泣けて泣けてなけてなけて
怒りやら悲しいやら情けないやら……

「ようちゃん、痛い」

「痛いに決まってるやろ!!
あんなもんで刺したら、
痛いって言えへんようになるんやで…」

気が付いたら、
アネキを抱きしめて、
大声で泣いていました。
後から後からとにかく涙が溢れて……

殴った手が、痛くて痛くて……

なんでこんなことになってしまったのか…
どうしたら良かったのか
私たちには正解があるのかすら分からなかった。

ただこの事実が悲しくて…

オカンもただただ泣いていました。

アネキはイジメられっ子だったこと。
子供だけで暮らしたこと。
学校に行けなかったこと。
彼氏に振られたこと。

何もかもすべての原因が
「オカンのせい」という歪んだ考えに
蝕まれていたのかもしれません。
だからこんな行為に及んだのかもしれません。

もう、錯乱していて
まともに話すことはできませんでした。

夕方、にーちゃん(オカンの彼氏)の車で
精神病院に向かいました。

何度目の入院やろう?

正直、病院には連れて行きたくないのが本音です。

入院すると、アネキはいつも
鉄格子のついた部屋に入れられ、
さるぐつわ(わかります?自決防止のやつです)をかまされ
拘束服を着せられます。
拘束服って手の袖がめっちゃ長くて、
自分を抱っこするみたいな格好になって、
後ろで結べるやつです。
ミノムシだよミノムシ…
人権もクソもねー

全ては、暴れたり、自傷行為を防ぐ装備です。

わかるよ。わかるけどね……

そんな服着せられてる身内…
見たい人います?😭

オカンは、アネキがこうなったのは
全部自分の責任だと言って、
繁盛していたお好み焼き屋を閉店して、
毎日面会できる環境にしました。

絶対メンタルボロボロのはずやのに、
気丈にふるまう姿は
やっぱ凄いなって思いました。

「考え方」ってすごい大事です。

私とアネキは同じ環境で生きてきました。

私も小学生の頃イジメられたんです。
「父無し子(ててなしご)」と言われて。
差別用語だし、今では死語ですね。

しんどかったけど、なんも気にしなかったし
泣かなかった事が大きいのかもしれませんが、
イジメは一瞬でした。

アネキは何年も続きました。
(泣くので面白がられて)
アホな子供は全員お仕置きされれば良いのに。

オカンがにーちゃんと付き合いだした時も、
私は単純に嬉しくて懐いていったけど、
アネキは嫌ってた。

対照的な2人だったんです。

子供だけで暮らした時も
アネキは「捨てられた」と考え、
私は「自由を手に入れた」と考えました。

絶対後者の方が病む率低めですよね?
だからと言ってアネキが間違っている
わけではないです。

思春期の多感な時期を物凄い
複雑な環境で過ごしたんですから
病むなって方が無理ですよ。

ただ、自分はラッキーだったな。と思っています。

昔はポジティブだったようです(笑)

うん。リセットするべきやな。

ヘビーすぎて全く笑えない話しを
読んでもらってありがとうございました😊

さらに続きます…



「煙で死にかける。」

私には4つ年上の姉がいます。
私が14歳~24歳までの10年間
2人だけで暮らしました。

アネキは小さいときに両親が離婚した事、
転校をキッカケにイジメられた事などが原因で、
高校3年間はほぼ学校に行けず、
精神病院に入退院を繰り返していました。
環境の犠牲者としか言いようがなく、
今思い出しても本当に可哀想です。

忘れもしない19の冬(私が)。
アネキは生れて初めてできた
彼氏に振られてしまったんです。
たぶんとても短い付き合いで半年?
も経ってなかったと思います。

彼氏ができたおかげで、
アネキはとても明るくなったし、
活動的になっていたので
私も安心していたのですが、
あろうことか振りやがって😱

元々精神的に不安定な人が、
彼氏に振られるという事は、
どうなるという事か、
皆さん想像できますか!?

はい。
おかしくなるよそりゃ…。
間違いないよ😭

異変はすぐに表れます。

夜中寝ていたら
(本気の深夜です2時~4時)
人の気配がして飛び起きます
(私は真っ暗にして寝る派です)

私のベッドのすぐ脇に、
暗がりに浮かぶ人の影が😨

アネキです。

ベッドに覆いかぶさるように、
前のめりになって、
私が寝てるのを見に来るんです。
慌てて飛び起きて、アワアワ電気つけて

「何してんの!?どうかしたん!?」と聞くと
アネキは「寝てるかな~?と思って」
と言って出ていく。
そりゃー寝てるだろ。深夜だぜ!?どゆこと!?
というくだりを…

一週間…毎夜毎夜繰り返すんです😱

アネキはぜんぜん寝てないようでした…
寝ろよ!寝てくれよ😭
こえ~よぉ😭

一週間経った頃、私は家に帰るのが怖くて、
近所に住むオカンの家に居ました。

オカンに、アネキの様子がおかしい事や
毎日の恐怖体験を話し、
0時を過ぎてもグズグズとオカン宅に
居座りました。

そしたらアネキが来たんです。
てくてく歩って。

そして
「お家が燃えてるよ。私のお部屋、真っ赤っ赤」
と言ったんです😱

ギャーーーーーーーーーっっっ!!!
やりやがったな!!!

やべーこりゃマジだわ!!

私は乗ってきたマウンテンバイクに飛び乗って、
家に急ぎました!
こんなに早く自転車を漕いだことは
後にも先にも絶対ないというくらい
早く漕ぎました!
足は見えてなかったはずです👍

団地に着いて、4Fの自宅を見上げると
出てる出てる白い煙がモクモクと😭😱

ギャーーーーーーーーーっっっ!!!
大急ぎで駆け上がり、ドアを開けました!
開けたら真っ白い煙が
まぁ襲い掛かって来る襲い掛かって来る😱

咄嗟に着ていた服で鼻と口を覆い、
姿勢を低くして進みます。

火元はどこや!?
玄関正面の自分の部屋、右手の仏間OK!
キッチンOK!

アネキの部屋ーーーー!!
半端ない白い煙ーーー!!!😱😱😱

火元発見!
勉強机の椅子に掛けてある服が燃えてる!!

し…ぬ……

息が出来なくて、意識がとびそうになりながら、
どうにか部屋の窓まで辿り着き、
鍵かけてんじゃねーぞアネキーーーーと思いながら
窓を全開にして、ベランダに飛び出ました!

ベランダに出ても白い煙が後から後から
襲い掛かってきて、
火が見えてるのにどうしても動けません😭
ベランダでも息が出来ないからです。

ヤバいどうしよう!
これ死ぬやつやん!

どうしたら良いか全くわからなくなった時に、
白い煙の向こうに、黒い人影が見えました。

にーちゃん!!(オカンの彼氏です)
にーちゃんが椅子ごと持ち上げて、
流しに突っ込んだんです😭

幸い椅子の上に掛けてあった服だけが
燃えている状態で、
他に広がっていなかったので、
種類で言えば「ボヤ」というレベルでしょうか。

いやいやほんとに。
ほんとにほんとに…
にーちゃんが来てくれてなかったら
どうなっていたか…
想像するのも怖いです😨

火事で死ぬ人の8割は煙による
一酸化炭素中毒によるもの。という事を
情報としては知っていましたが、
本当なんだと思った日でした。

皆さん煙には気を付けて。
何かで鼻や口を覆っても、
めっちゃ吸ってしまうし、
本当に息が出来ませんので。

この話には後日談がありますので
またの機会に書きたいと思います。

疲れる話しを読んでくださって
ありがとうございました😆

皆さんは「死」がよぎった事はありますか?
よかったらコメントください😆

 



【オカンの恋バナ2】

うちのオカンが離婚したのは、
オカンが34歳の時です。

離婚後は昼は病院で、
夜はスナックで働いてくれました。

私の2番目のお父さんと
出会ったのは、
離婚から1年後。
夜のスナックだったそうです。

オカン35歳。
にーちゃん20歳。

そう。
オカンと2番目のお父さんの
年齢差は15歳。
20歳の男子が35歳の
子持ちのオバはんて…。

私はお父さんと呼ぶには
若すぎなので、
「にーちゃん」
と、呼んでました。

出会った当初、
オカンから見れば、
20歳のぼくちゃんが
何言ってるんやと。
年相応のええ人がおるからと
何度も断ったそう。

でもにーちゃんは
諦めなかったんやって。

当時オカンは週6で
夜の仕事をやってたんやけど、
にーちゃんは毎夜毎夜通いつめて、
さらには自宅の前で帰りを待ち伏せしてたそう。

まーまーなストーカーっぷりやな。

オカンはモテたんだと。
ものすごく。
自宅まで送ってもらう人が、
日替わりやったんやって。

にーちゃんは自宅前に座り込んで、
毎夜毎夜オカンの帰りを待ってたんだと。

半年がすぎる頃には、
アフターのお客さんたちも
にーちゃんの存在を
気味悪がってたらしい。

そのせいでオカンはアフターに
誘われることがなくなったんやって。

それは嬉しかったみたい笑

で、付き合うキッカケになったのが、
寒い冬の日に、にーちゃんの家に
初めてお邪魔したとき、
オカンの足がすげー冷たかったんやって。

オカンが「足冷たなってるわ」て言ったら、
にーちゃんが、「貸してみ」と言って、
自分の胸に足を抱えるようにして、
冷たい足をさすってくれたんやって。

その時に、
「この人は本気でウチのこと
好きでいてくれてるんや」
て思ったらしい。

その辺から付き合いが始まったんやね。

結婚してくれと
プロポーズもされたけど、
オカンは「チビさん(私)が成人するまでは結婚できひん」と断ってた。

付き合いが始まった頃、
私は10歳だったので、
にーちゃんは、10年待った。
そして私のお父さんになってくれました。

オカンとにーちゃんは
いっつもラブラブで、
ほんまに仲良しカップルでした。

オカンに、にーちゃんと
出会った頃のことを聞くと、
「世の中にこんな美しい人がおったんか。て言われてんお母さん。」
と、いつも嬉しそうに言ってました。

オカンと私はハンコみたいに同じ顔です。

「こんな美しい人」
というフレーズが
引っかかっていたので、
ある時直接にーちゃんに
確認しました。

「世の中にこんな美しい人がおったんか」

↑ほんまにこの台詞言うたん?
と聞いたら、
にーちゃんは嬉しそうに
目をキラキラ輝かせながら、
「ほんまにそう思った!
こんな美しい人が
世の中におったなんて!
完全に一目惚れやってん!」
とな。

長々と書きましたが、
私が何を言いたいかわかりましたか!?

そう!!
私は絶世の美女であるぅぅぅ!

そう!
私はクレオパトラ
そう!
私は楊貴妃
そう!
私は小野妹子

はい。
大変申し訳ございません(;-;)
ジョーダンです笑

私が言いたいのは

「恋は盲目」

ちゃんちゃん🤪

 

#オカンの恋バナ

 

 

【オカンの恋バナ。】

うちのオカンは話好きな人なので、
とーとつにこんな話しが始まる。

昨夜は、
「お母さんの運命の人は、
高校の3年間お付き合いしてた
〇〇さんやってん」と。

ほほー。
なんでそれがわかったん?
と聞くと、若い時八卦で見てもらったんやって。
はっけて🤣

オカンは顔に似合わず
占いが好きな人なんですね。

人生に迷って見てもらった時に、
「運命の人と一緒になれなかったことで
あなたの人生は狂った」

そう言われたと。

確かにオカンはオトンと結婚中も
離婚後も、そりゃー波乱万丈で
長編小説15冊くらい書けそーなほど、
ネタだらけやしね笑

早く言えば…

苦労したよね。うん。
知ってる。

その高校3年間お付き合いした人と
別れた理由はというと、
オカンは平吾家の長女やから
「養子」以外は結婚を許されなかったから。

〇〇さんは長男で、
養子に入れないことだけが
原因で泣く泣く別れたそう。

え?何時代??

ほんの50年前でそんなんやったんですね。
可哀想…。

んでその〇〇さんと、
離婚してスーパーで働いとった時に、
偶然再会したそうな。

オカンを見つけて、声をかけてくれて、
仕事が終わるのをひたすら
待ってくれてたんやって。
その時、懐かしくて色々話したんだと。

〇〇さんと別れた後
養子OKなオトンと結婚して、
えらい目にあって離婚して、
女手1つで子供2人育ててること。
などなどを。

そしたら〇〇さん、
地面に手をついて
土下座して謝らはったらしい。

「あの時お父さんがどんなに反対しても
お前と結婚すれば良かった、
幸せにしてやれなくてごめん」と。

ほほー。
んでんで?
焼けぼっくりに炎でやんすか?😍

とウキウキして聞いたら、
〇〇さんには奥さんも子供もおるから
そんなことにはならん。と。

なぁんだ。
つまらん。

つーか、かーちゃん。

〇〇さんと結婚してたら、

私…

いないよ!?🤣🤣

昨夜0時過ぎの、親子の会話でしたー
深夜になんの話しやねん!🤣🤣

※ジュリアンの花言葉
『青春の喜びと悲しみ』

せつねーなー

 

#オカンの恋バナ

 

【冬の風物詩。】

冬の風物詩、と言えば
クリスマスや雪、コタツでみかん
風情ある旅館のつらら。
など様々なものを思い浮かべますよね。

私の「冬の風物詩」は
「オッサンのそこそこ汚いケツ」です。

そう。
ケツと言えばケツ。
みんな持ってる
ほっぺが2つのあのお尻です。

数年前の寒い冬の朝、
私はいつものようにリフトに乗っていました。
機械的な色しかないはずの検査場で、
視界の隅に何か肌色の物が見えた。

「え?ケツ?」
私は目を凝らしてよぉく見てみた。
そこには背中の下半分から
ケツのほっぺまでがブリンと出ている
オッサンの姿がありました。
前はエプロンしてます。

「おいおいおい
待て待て待て
なんでケツ出とんねん」

そーとービックリして放心してましたが、
これは放置出来るものではありません。
残念ながら私は現場のリーダーで、
注意しなければいけない役目でした。

意を決して、
「Aさん、ケツ出とるで」
と言いました。
Aさんは、「あぁ」と言って、
ズボンを上げました。

いやいや。
作業してたらまた
出るよねどんどん。

状況を説明しよう!!

彼は自己申告でウエストサイズ100cmが欲しいと言った!
その通り支給した!
でも実際は恐らく95とか6とか!
よーするにぶっかぶかのズボンを履いていた!
それに加えて上のブルゾンはピッチピチ!
作業中にブルゾンがめくれ上がって背中の肉が出る!
そしてぶっかぶかのズボンは作業中にどんどん下がり、腰パンならぬケツパンに!

そしておケツとごたいめーん!
アホか!!!!!

ここから私と彼の戦いが始まった!

彼が持っているズボンは3着。
ぶっかぶかはそのうち1着。
故にケツが出るのは3日に1度。

そのズボンを履くなと言っても履いてくる。
そして出す。

ベルトをもっとキツくしめたらと提案。
それでも出る。

サスペンダーを提案。
サスペンダーを装着。
途中で取れるそして出る。

何度注意してもしても…
出してくる!

まさにケツと私のイタチごっこ

これは…。
確信犯か?
出したくて出してるのか?
掃除の時間まで出てるで?

ある時応援を頼まれて、
出張することになった。

よりによってグループの中でも
1番怖いと恐れられている
Yチームリーダーの現場。

ケツが出るズボンを、
絶対に履いてくるんじゃねーぞ。
と思ってたら履いてきたー!
ケツが出るズボン標準装備だーー!

少し離れた場所で作業するAさんを、
祈るような気持ちで見守っていたら…

出てる😭
出ちゃってるよケツがよ。

頼む!チームリーダーにだけは
見つからないでくれ!😭

あぁ…リーダーの目線がそっちの方に…。

リーダーが目線を外して、
もう1回Aさんを見た…。
完全に2度見してるやーん…。

「平吾ぉ!ちょっと来い!」
「なんやあれ!ケツ出とるやないか!しまわせろ!」
はいすみません😭
すぐしまわせますぅぅ😭

なぜ…
なぜ…。
直接注意してくれないぃぃ😭

みなさんは…
他人のケツをしまわせろと言って、
怒られたことはありますか?😭

辛すぎる記憶です。
こんな気持ちはきっと…
誰にもわからない😭

ていうか!
頭おかしいやろ!!

その後、4年に及ぶ戦いが始まる…。
(冬限定です)

もう4年目にはね。
ケツが出たら、
「あぁ。もう冬か」
てなるわけです。

でもね、4年目の冬に、
あることを言ったら
そのズボンを履かなくなったんですよ。

その言葉は、

「警察呼ぶぞ」

え?ほんまに確信犯?

未だにわかりませんが、
そういう訳で、
私の「冬の風物詩」は

「オッサンのそこそこ汚いケツ」

になってしまったというお話し。

ちゃんちゃん🤣

 

#冬の風物詩

 

【自分というやつ。】

私はトランスジェンダー
というやつです。
身体はおばちゃんで、
心は…………?
恋愛対象は女性です。

恋愛対象が女性やし、
髪も短髪で、
メイクどころか、
ボーイッシュを通り越して
男に見える服を好んでいたので、
ずっーと自分はFTM(身体が女性で心が男性)であると思い込んでいました。
というか「そうじゃないといけない。」
とすら思っていました。

私の若い頃は
トランスジェンダー」なんて
イカラな言葉もなく、
あったのは「おかま」や
「おなべ」「ニューハーフ」
という言葉だけで、
電話帳のおなべ友達の
カテゴリー名は
「なべ友」でした笑
そのなべ友カップル数組が集まって
謎の鍋パーティなんかをしたりしてました笑

ん?話し脱線してるやん。
ちゃうちゃう。

えっとー。
そうそう。
その「なべ友」たちが、
どんどんホルモン注射を初め、
身体を工事し、
戸籍を変えて行く中で、
私だけは、そのどれにも興味がなく、
当時(30年前)片乳取るのに
40万と聞いていて、
両乳で80万😇
雨の日は傷がめちゃくちゃ痛む
とかも聞いてました。

私は、
「そんなお金使うくらいやったら
旅行行って美味しいもん食べるわ」
と思っていたわけです。

そこで思うんですよ。
私は、ただでさえ一般からはみ出しているのに、
おなべ界でも「半端ものだ」と。
なべ友みたいに、
「男」として生きて行きたいわけでもない。
身体もそのまま。
精神的にも、どっちかって言うと
ナヨナヨしてるし、
男らしい部分が皆無に等しいんですよね笑
だからと言って女女しているというわけでもないんですよ。

けっこー悩んでましたー。
居場所ないわーみたいな感じ笑

救いは付き合った彼女たちが、
みーんな、
「そのままのようちゃんが好き」
と言ってくれていたこと🥰
ほんまありがたい😭

でもね!
Xジェンダーという言葉に出会い、
長年の違和感が解消されたような
気持ちになりました。

Xジェンダーとは、
「自身の性自認を男性or女性のどちらか一方に定めないセクシュアリティ」のことを指します。
Google抜粋

これやん!コレ!
Xジェンダーの定義は何パターンかあって、
中性・両性・無性・不定性に分類されるそうです。
この中で私は、自分は中性だと感じています。
中性とは、「自分が男性と女性の中間地点にいる」
と認識している人のことらしいんですね。

まさにコレーーー!て思いました笑
周りの人に私の印象を聞くと、

「ようちゃんは真ん中。
「ようちゃん」っていうカテゴリーな感じ」

という意見が圧倒的に多いんですよ!

この言葉に出会って、ほんまに
目の前の霧が晴れた感じがしました😊
良かった良かった😊

と……。
ここまで考えて。
ちょっと待てよ?

良く考えたら……。

例えば、女性の皮を被った、
「中身おじさん」の人って、
けっこういるよね?

何人かの顔が思い浮かぶ。
思い浮かんだ人ごめん🤣

恋愛対象は置いといたとしても、
外見と中身が一致してない人って、
年取るほどに多いんじゃねーの?

ふと……そんな考えがよぎりました。

1周回って、
「なーんだ。別に悩むことでもなかったなー」
「そもそも男、女に分ける必要すらないと言うか笑」

結局、

「みんな違ってみんな良い」んですよね😆

誰が最初に言った言葉なんやろ?
素晴らしい言葉ですよね😊

関係ないけど、今日のタイトルは、
「変=恋!?」やったはずやのに、
書き出したら全然違う内容になっちゃった笑

Xジェンダーの恋愛事情。
また書いてみたいと思います😊
誰に需要あんねん🤣
まぁ…記録ということで!

長文にお付き合いいただき、
ありがとうございました🥰

※1~4枚目…写真と言えばポケットに手を突っ込んでカッコつけていた約10年前🤣
体重今から-15kg😅

5枚目…本質🤣

体重は…戻さないと病気になるな😭