yo_greenloveの日記

ぼーーっと書いてます

【猫。】

ふと…

大昔に保護した
仔猫のことを思い出した。

気が遠くなるくらい昔。
高校生の頃に、学校に
小さな仔猫が迷い込んできた。

1週間…くらいかな?
毎日同じところにいて、
クラブの子たちと
よってたかって
世話を焼いたような記憶がある…

なぜ私が引き取ったのか?
全く覚えてないけど、
記憶の中の私は、冬の寒い日、
クラブ帰りにウィンドブレーカーの
お腹に仔猫を入れて
自転車で家に向かっていた。

あと3分で家。
というタイミングで
自転車の前に
仔猫が飛び出してきた。

急ブレーキ!!
「ボクはしにましぇん!」ばりの
距離感で止まった。
胸を撫で下ろす。

仔猫は動かず、
じっとこっちを見ている。

「1人なん?」
と聞くと、
「にゃー」と言った。

マジか。1人か。
辺りを見回しても
親や兄弟の気配なし。
もちろん人間も。

1人も2人も一緒か。
そう思って、
ウィンドブレーカーのお腹に
その子も突っ込んだ。

うちは親と暮らしてなかったので、
咎める者は誰もいません。

学校から連れ帰った子は、
痩せていて、か弱い感じ。
「翔」と名付ける。

ボクはしにましぇんの方は、
元気いっぱい。
「元気」と名付ける。

後で知ったけど、
2匹ともメスでした。

そこから2週間。
忘れられない大切な日々を過ごす。

最初はか弱い感じの「翔」は
日に日に元気になり、
毎朝私の顔をかじる。

家中2匹で追いかけっこをして
毎日が運動会のようになった。

「猫のトイレを設置する」
という概念がなかった私は、
部屋の隅に新聞紙を引いて、
「ここで色々してな」と
2匹にお願いした。

でも、そこで色々
してくれることはなく、
一体どこでしてるんだ?と思って、
2匹がよく潜り込むベッドの下を覗いた。

ベッドの下は、
パズルが趣味だった私の
自慢の完成品が納めてある場所。
額縁には入れてなくて、
糊付けが終わったものたちが置いてあった。

はい。
〇んこまみれ。

自慢のパズルたちは、
新聞紙の役割をしてくれていた。

目撃した瞬間。
全てをあきらめた。

あきらめて良いくらい、
やつらは可愛く、
大切な時間をくれた。

でも、うちでは飼えない。

保護した日から、周りの人達に
声かけをずっとしていたら、
2週間で、私が希望していた通り、
「2匹いっぺんに飼ってくれる人」が
現れてしまった。

こんなに辛い
別れはない。

嬉しい・悲しい・嬉しい・悲しい
ぐしゃぐしゃの感情が行ったり来たり。

でも。嬉しい。

ふと…
あいつら、元気かな?
と思った。

何年前やろ?
30年前やった。

間違いなく死んでる🤣

でも、生きてる。

ありがと。

#写真は拾い画です
#この写真の子に2匹とも似てる

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