【私の青春。高校時代の恋。】 ~後頭部を探して~
変=恋!?の続編です😊
高校の入学式で
「普通の女子高生になる」という夢は、
淡くも消え去ってしまった…。
数メートル前の女の子の後頭部に
一目惚れをしてしまったからです🤣
正確には、綺麗な「かりあげ」に一目惚れしたんです🤣
さて翌日から
「後頭部の君」を探す旅の始まりです。
なんと言っても顔がわからないわけですから、
約40人、11クラスの中から1人を探し出すのは困難を極めました。
しかも目指すは後頭部🤣
休憩になると自分のクラスから出ていっては、
あの「綺麗なかりあげ」を探す日々。
1ヶ月経っても、2ヶ月経っても見つけられなくて...。
さすがに慌てるというか、
「もしかして夢やったんやろか?」と思ったり、
「これだけ探して、もんのすごいブス(めっちゃ失礼)
やったらどうしよう」
とかグルグル考えたりして笑
それに何より、「髪が伸びたら発見できなくなる!」という不安もあって、時間との戦いになってきた3ヶ月を過ぎた頃、
なんと!!
体育の授業が一緒でしたーーーーー🤣
私の高校は3クラス合同体育やったんです。
まさかのまさか、灯台下暗しってやつでした🤣
入学式で見た後頭部そのままの姿を斜め前に発見!
アホすぎてめっちゃ笑えた笑
そして、いよいよお顔を見られる!と、
期待と不安が入り混じりながら
恐る恐る遠くから見たら.....。
びっくりした...。
めっちゃ可愛い〜〜〜〜!!!😍
お顔もすごく可愛らしい人でした。
その後はやたらと近くに出没していたと思います笑
おかげでじりじりと「後頭部の君」と仲良くなれました😊
なんで3ヶ月も発見できなかったかの理由もわかりました。
後頭部の君は、全国大会の常連クラブに入部しており、
クラブがハードすぎて休憩中はいっつも寝てたんですよね。
机に突っ伏してたら、そりゃ~見つけられませんわ笑
後頭部の君は、Yちゃんというお名前だとわかりました。
時々Yちゃんのクラスに行って、
Yちゃんが寝てる前に座ったりしてました。
私に気付いて、
「平吾きてたん?いっつも寝ててごめんな」と
言ってくれたりしてました。
私はそれだけでも凄く嬉しかったことをよく覚えてます😊
クラブが終わる時間が同じくらいだった時は、
「送るわ」と言って、頼まれもしないのに家まで
ついて行ったりも何回もしていて笑
めちゃくちゃわかりやすい行動をしてたと思います💦
Yちゃんはいつも笑顔で接してくれて、
見た目も中身も天使みたいな人でした😊
印象的だったのが、Yちゃんのお母さんで、
Yちゃんと同じくベリーショートで
カッコ良いお母さんやったんですけど、
ある時私に
「他人の目なんか気にせず、
自由に生きたらええんやで」
と言ってくれたことがあって、
まだ子どもやったから、
あんまり意味がわかってなかったけど、
今思い返せば私がジェンダーだと
わかった上でそう言ってくれたんやろなと思います。
オカン以外の大人の人が肯定的だったのは、
Yちゃんのお母さんが初めてだったと思います。
あの時代に理解のある大人は凄く少なかったので、
本当にありがたいし、素敵な人やな〜って思います。
さすがYちゃんのお母さん✨
高校生の私は、告白する勇気なんて全くなく、
ただただ眺めてましたとさ。
Yちゃんは今でも私の大切な友達です😊
「成人編」に続く!
#トランスジェンダー
#Xジェンダー
#LGBTQ