yo_greenloveの日記

ぼーーっと書いてます

「エピローグ。」

「悲しすぎる日」の後日談

アネキが入院した日から、
私は友達の家を泊まり歩いていました。

家はまだまだ焦げ臭く、
生活が出来る環境ではなかったんです。

みんなは、快く泊めてくれて、
晩ごはんまでご馳走してくれました。

ボヤ騒ぎから1週間後、
私は当時働いていたアルバイト先の
先輩の家にお世話になっていました。

先輩と、その彼氏さんに、
家で起こった事を話しました。

話しを聞き終えた時、
彼氏さんに

『お前は大丈夫なんか?』と聞かれました。

はっとしました。
家で起こった事は、
私の姉の事です。

血が繋がったアネキです。
彼氏さんの質問は、
言葉通り、お前は大丈夫なんか?
なんです。

そうか。
そんな風に思う人もいるんや。
つーか思って当然やん。
血繋がってるんやから。

その一言で、全てが変わりました。

私はもしかしたら、
いつかあんな風に
人に迷惑をかけてしまう
かもしれない。
誰かを傷つけるかもしれない。

そう思ったら、

『生きていてはいけない』

という考えがバーーーンっと
出てきました。

生きていてはいけない。
いつかきっと迷惑をかける。
その前に死なないといけない。
うん。絶対死なないといけない。

一瞬で、たぶん、
病気になったんでしょうね。
それくらい危うい
精神状態だったんだなと
今振り返るとそう思います。

その日から、どうやって死ぬかを
一生懸命考えました。

高いとこから飛び降りるのは
怖いし無理やし
車とか電車に飛び込むとかも
迷惑やし
どうせなら動物がいるとこで
死にたい
あっ!奈良公園が良い!
シカさんいっぱいいるし、
シカさんに囲まれて死にたい😊
いや迷惑だわ。
今思うとそうですが、
当時はそこで決定です。

決行の日は12月27日。

遺書も書きました。
ロープも買いました。
頑丈な黄色と黒のトラ模様です。

さぁ出発だ。

という所で、ふっと親友の顔が
よぎりました。

ずっと前にふざけて死について
話した時、
『止めへんから、
最後に必ず顔を見せてな』
と言ってた事をふいに
思い出したんです。

あぁそうか。
親友にだけは、顔見せなあかんな。
なんか言うとかじゃなくて、
普通にチラッと顔見せて、
挨拶だけして行こう。

そう思ってバイクを走らせました。
夜の9時過ぎです。

親友の家は真っ暗でした。
本気の真っ暗闇。

あれ!?いねーの!?
そのタイミングで思い出しました。

「年末年始は家族でグアム👍」

と嬉しそうに言ってた事を😱

うわーーー
どうしよう😱

顔見せんと決行したら、
絶対恨まれるよな。
おいおい死んでるから
そんなんわからんやろ。
と、今なら思いますが、
当時は親友に恨まれるのが嫌で、
帰ってくるのを待つことにしたんです。

命の恩人です。

もし親友に会えていたら、
今生きていないと思います。
親不孝すぎるやろ。
オカンに謝れ。

親友を待つうちに
正月が過ぎ、20歳の誕生日
(私は1月5日生まれです)
を迎えた頃に
なんと彼女が出来たんです😳

私はトランスジェンダーです。

以前から仲良くしていた
2歳下の可愛い彼女です。

あれ?死ぬとか言ってなかった?
ほんの1週間前に🤣

間違いなく、親友と彼女に
救われました。

その時思ったんです。
この先の未来に、
もしかしたら精神病に
なる事があるかもしれない。
誰かに迷惑をかけるかもしれない。

だからその時助けてもらえるように、
今、目の前の人たちを大切にしよう!って

損得しかないんかいっ🤣

でもそう思えたから、
今日まで生きてこれました。

47歳になった今、
私が鬱病になるか、ならないかは、
もうとっくにわかってます。

なるわけねー。

寝たら忘れるトリ頭が鬱病になれるわけねー
逆に失礼だわ。
鬱病に謝れ。

若いって、アホですね🤣

#やまない雨はない