yo_greenloveの日記

ぼーーっと書いてます

「悲しすぎる日。」

「煙で死にかける。」の後日談
※全く笑えないので閲覧注意

煙で死にかけた日。
母と、姉と私の3人で、
私の部屋で一夜を過ごしました。

喉を衝くような焦げ臭い匂いが
部屋に残っているので、
真冬ですが、窓は全開のままです。

一睡も出来ませんでした。
アネキの様子が落ち着かず、
時には裸足で出て行ってしまう事すらあったため
ひたすら付き添う必要があったからです。

アネキは全く眠らずに、
彼氏との思い出話しを話してました。
その他にも本当に幅広く色んな話し。
断片的に語るので、
理解出来るものや出来ないものもあります。

ただただ喋っている。
そんな感じです。

丸2日が過ぎ、3日目に入りました。
アネキが眠る様子はありません。

私たちの疲労も目に見えたものになった頃、

オカンが家に忘れ物を
取りに行って欲しいと言ったので、
バイクでオカンの家に向かいました。

目当ての物を持って、
私は急いで階段を駆け上がりました。
オカンとアネキを2人っきりにすることが、
何か不安だったんです。

フルフェイスを取ることもせず、
大急ぎで家に戻りました。

ドアノブまであと3歩……

勢いよくドアが開いて、
オカンが転がるように出てきました。

同時に
「助けて殺されるーーー!!!」
と叫びました。

玄関を見ると、
包丁を振りかざした
アネキが立っていました。

「何してんねん!!!!!!!」

そう叫んだ瞬間、
アネキの手から包丁が落ちました。

私はアネキを突き飛ばし、
馬乗りになってグーで頬を殴りました。

「何しようとした!?
お前一体何しようとしたんや!?
オカン殺そうとしたんか!?
ふざけんなよ!!!」

泣けて泣けて泣けてなけてなけて
怒りやら悲しいやら情けないやら……

「ようちゃん、痛い」

「痛いに決まってるやろ!!
あんなもんで刺したら、
痛いって言えへんようになるんやで…」

気が付いたら、
アネキを抱きしめて、
大声で泣いていました。
後から後からとにかく涙が溢れて……

殴った手が、痛くて痛くて……

なんでこんなことになってしまったのか…
どうしたら良かったのか
私たちには正解があるのかすら分からなかった。

ただこの事実が悲しくて…

オカンもただただ泣いていました。

アネキはイジメられっ子だったこと。
子供だけで暮らしたこと。
学校に行けなかったこと。
彼氏に振られたこと。

何もかもすべての原因が
「オカンのせい」という歪んだ考えに
蝕まれていたのかもしれません。
だからこんな行為に及んだのかもしれません。

もう、錯乱していて
まともに話すことはできませんでした。

夕方、にーちゃん(オカンの彼氏)の車で
精神病院に向かいました。

何度目の入院やろう?

正直、病院には連れて行きたくないのが本音です。

入院すると、アネキはいつも
鉄格子のついた部屋に入れられ、
さるぐつわ(わかります?自決防止のやつです)をかまされ
拘束服を着せられます。
拘束服って手の袖がめっちゃ長くて、
自分を抱っこするみたいな格好になって、
後ろで結べるやつです。
ミノムシだよミノムシ…
人権もクソもねー

全ては、暴れたり、自傷行為を防ぐ装備です。

わかるよ。わかるけどね……

そんな服着せられてる身内…
見たい人います?😭

オカンは、アネキがこうなったのは
全部自分の責任だと言って、
繁盛していたお好み焼き屋を閉店して、
毎日面会できる環境にしました。

絶対メンタルボロボロのはずやのに、
気丈にふるまう姿は
やっぱ凄いなって思いました。

「考え方」ってすごい大事です。

私とアネキは同じ環境で生きてきました。

私も小学生の頃イジメられたんです。
「父無し子(ててなしご)」と言われて。
差別用語だし、今では死語ですね。

しんどかったけど、なんも気にしなかったし
泣かなかった事が大きいのかもしれませんが、
イジメは一瞬でした。

アネキは何年も続きました。
(泣くので面白がられて)
アホな子供は全員お仕置きされれば良いのに。

オカンがにーちゃんと付き合いだした時も、
私は単純に嬉しくて懐いていったけど、
アネキは嫌ってた。

対照的な2人だったんです。

子供だけで暮らした時も
アネキは「捨てられた」と考え、
私は「自由を手に入れた」と考えました。

絶対後者の方が病む率低めですよね?
だからと言ってアネキが間違っている
わけではないです。

思春期の多感な時期を物凄い
複雑な環境で過ごしたんですから
病むなって方が無理ですよ。

ただ、自分はラッキーだったな。と思っています。

昔はポジティブだったようです(笑)

うん。リセットするべきやな。

ヘビーすぎて全く笑えない話しを
読んでもらってありがとうございました😊

さらに続きます…