yo_greenloveの日記

ぼーーっと書いてます

【妖精さん。】

現在47歳の私が、
47年間生きてきて
「この人完全に妖精やん」
と思った人が一人だけいます。

その人と出会ったのは、
最初に就職した運送会社でした。

初出勤の日、支給された
制服をパリっと着こんで
最初に紹介された人が
その人でした。

K氏はド派手な金髪で
胸くらいまでのロングヘア―。
岸谷五郎さんのような鋭い眼光。
そして豊かな口ひげ。
お洋服は制服の
ジャケットだけ羽織っていて、
下はジーンズ。
靴は…カウボーイブーツでした…。

「主任のK氏です。
なんでも聞いてくださいね」
いやいや…聞けねーわ怖いわ😭
なんやったら目合すことさえ怖いわ😭

第一印象は、というか
K氏を見た瞬間
「ヤバイ会社に入っちゃった」と思いました。
というくらいインパクトのある人でした。

でもK氏を知っていくうちに、
そんな考えはすっかり消え去ります。

凄く子煩悩なお父さんであること、
仲間から絶大な信頼があること、
1番大変な仕事を引き受けていること、
面倒見がめちゃくちゃ良いこと、
が少しずつわかってきて、
知らぬ間に大好きな人になっていました。

さて、K氏のどこが
妖精さん」なのか。
24歳当時私は、
4トンロングトラックの
パワーゲート車に乗っていて、
パワーゲートの荷物を止めるための
ストッパー(通称ツメ)が
よく故障していたんです。
↑それがないとかなりヤバイことに
なる物だと思ってください。

それがね、気付いたら
直ってるんです。
最初のうちは
「あれ?直そうと思ってたのに直ってる?
え?なんかの拍子に直ったんかな??」
とか思ってたんですが、
確かに壊れてたのに、
翌朝には直ってるってのを
何回も繰り返すので、
その度にK氏や他のメンバーに
「ツメ直してくれた?」
って聞いて回るけど
みんな「知らんで」と言うので、
凄く不思議だったんですが、
何ヶ月か後に、K氏が直してる
現場を見つけたんです(笑)

「やっぱりK氏が直してくれてたんやん!
なんで黙ってるんすか!?」
と聞くと
「気ぃ使わすから。
なんも気にせんでえーぞ」
と言ってました。

「うわっこの人完全に妖精やん」
と思った瞬間でした(笑)
一切の見返りを求めずに、
ありがとうという言葉すら
いらないと言う人に
私は出会った事がなかったので、
相当ビックリしたし
カッコ良すぎて
ますます好きになりました😆

先輩のおじさんは、
「K氏は男が惚れる男や」
と言ってました。

K氏はユーモアもある人で、
ある時先輩のS氏が、
公休の曜日を変更した事があって、
K氏に
「S氏はなんで曜日変えはったんすか?」
て聞いたら
「あぁ。フラメンコの教室の
曜日が変わったらしいで」と
さらっと言われました。
S氏はでっぷりお腹が出ていて
鶴瓶師匠みたいな外見でしたが、
私の脳内では赤いドレスで
赤薔薇をくわえたS氏が
手を叩く映像が流れました。
おもろすぎるやろ(笑)

まぁ当然冗談なんですが、
そんな調子で
いっつも笑かしてもらいました🤣

妖精さん。」の正体がわかってからは、
時々K氏が吸っていたタバコを
お返しにするようになって、
いらんて言われても、押しつけときました👍

たぶんですけど…
K氏みたいな心遣いは…

一生出来ません🤣🤣

そんな人、いるんですねぇ😊
なっつかし!

皆さんの周りには「妖精さん」はいますか?

 

岸谷五朗さんは素敵な俳優さんですよね🥰

 

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